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2024.11.23

スタッフブログ

刃物の黒染め

輪和建設の森下です。

 

鑿や鉋などの刃物は鍛冶屋さんが作ったものを僕たちは使います。また、細かく分けると鑿は刃の部分は鍛冶屋さんが、柄の部分は別の人が作っています。鉋も同じで、刃は鍛冶屋さん、台は台屋さんが作って金物屋さんなどの商品棚に並びます。なので、鍛冶屋さんなどに寄って形などが少し違ったりします。

 

僕の個人的な好みで、刃物の部分は黒い方が好きなんですが、鍛冶屋さんが作ったものには磨いていて銀色に光っているものなどがあります。それを黒く染められる液があり、それを使って黒く染めてみました。

 

黒染め液というもので染めるのですが、ペンキみたいに塗装膜を作るのではなく、液を塗った部分が刃物の鉄と反応して皮膜を作る仕組みになっています。なので黒く染めるだけでなく、錆びにくくなる効果もあります。

 

初めてやってみましたが、割とうまくいったかなと思います。うまくいくことはわかったので、他の刃物でもいろいろ試してみようかなと思います。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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