2023.04.21
スタッフブログ
簀戸
戌亥です。
現在、工事中の現場に簀戸がつきました。
簀戸とは葦や竹を細かく編んだものを建具にはめ込んだものです。
昔の家では夏になると襖を外して、簀戸を代わりに取り付けることで、家の中に風を取り込んでいました。
現在の網戸のような役目を担っています。
古民家では時々見たのですが、新たに作って取り付けることは滅多にありません。
お昼時は中からは外が良く見えるのですが、外からは中があまり見えず、日も適度に遮ってくれるので、涼し気に見えます。
今回は材質を竹で作りましたので、枝折戸(しおりど)というものになります。
葦で作った場合は葦戸というそうです。
昨今は新築では断熱性能をよりよいものにするように補助金なども振られるようになってきましたが、性能を上げるとともにこういった昔ながらの知恵を活かした涼のとり方も取り込んでいきたいと思います。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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