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2020.09.23

スタッフブログ

農業林業の普及

「吉野杉と吉野檜の家」の普及に努める中西春代です。

先日、新築工事の着工式を執り行いました。

 

この新築のお家は農業用の納屋も隣接しています。

代々引き継がれた田畑を放棄することなく後継ぎがおられ若い力が農業を地域を支えられます。

昔は当たり前に行われていたことですが今の日本ではありえないことです。

 

実は、日本の農業従事者は全国民の2%を切っていて食糧自給率は30%だそうです。

この農業従事者を30%以上にすれば全国民を養えて、食糧自給率は100%になり、それ以上は備蓄できるそうです。

 

ただ食べるだけの人になっている98%に属する私が自宅の2畳ほどの畑を作ってみて思い知ったのは、趣味で生きていくのは難しいとは、農業が基本になった言葉ではないか、でした。

我家の畑では、ゴーヤが終わりかけて、今は秋ナスがよくなりますが、毎日ナスビ一個を夫婦で分け合い、これが取れなくなったらお米と梅干しのみ、そのうちにお米も梅干しもなくなり飢餓状態で冬を迎える。

恐ろしいことですがコロナの次は食糧難と言われているのでありえない話ではないかもです。

 

数年前にある方から農家さんとのつながりを持っていないと生きていけなくなるよと言われたことがあります。

ぽか~んと聞いていましたが今少しずつそうかも???と思い始めています。

 

日々の食事を大切により感謝して丁寧にいただきたいと思います。

これから日本を背負って立ってくださる農家さんのお家を建てさせていただくこのご縁に感謝しています。

 

地盤改良が終わり、作業場では墨付け手刻み加工が進んでいます。

地域の材料で家を建て、地域でとれた恵みをいただく。

地産地消の生活を基盤とした暮らしづくり!

はじまりました!