HOME  >  ブログ  >  木材を見る | 木に触れる機会の多い手刻みだからこそ プレカットの弊害奈良の木の家工務店、輪和建設

2022.06.4

スタッフブログ

木材を見る

輪和建設、大工の國分です。

 

木材は水分の放出による乾燥に伴い、

反りや捻れが生じるもので、

その具合や今後どちら向きに反るかなど

材を見極めて使用することが大工さんには求められます。

 

 

また、材を組み上げて行く際、素人目には全てピッタリくっつけて全てが綺麗になっている方が良いと感じますが、実際のところ木材というのは日に日に乾燥し変形していく為、全てはピッタリくっつけない方が良かったりします。

一つの仕口をとっても、空かなければいけないところ、くっつけなければいけないところがあるわけですね。

(木材は乾燥し変形する過程でより強度を増し、仕口もより強く締まるのです。)

 

 

木材を最大限に生かそうと思うと、様々な知識や経験が必要となってくるのですね。

 

 

しかし、最近ではスピード重視かつプレカット材の流通によって、木を自ら加工する事も減ったため、そのような事を考慮せずに木材を使用する大工さんが増えていると、

今現場で学ばせて頂いている大工さんから教えてもらいました。

 

 

輪和建設は手刻みで家を作ります。

木に多く触れ、木について知る機会があります。

しっかりと木を知り、生かしてあげれるように実践と勉強あるのみだと感じました。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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