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2020.03.11

スタッフブログ

3月11日

中西春代です。

3月11日です。

弊社は今、ご家族6人で住まわれる新築の小さなお家のプランを作っています。

担当は設計の小林さんで、時々私も相談にのります。

小学生の子どもたちが帰ってきたら、

ここにランドセルを置いて

コートはここにかけて

手を洗ってうがいをして

宿題はここでして

おもちゃはここに片づけて

ゴミはここで分別して

洗濯物はここで干して

眠るときはここでお布団を敷いて

お布団はこの手すりに干して

この窓からは朝日がさして桜を愛でて

4人のお子さんは思春期になると個室がほしいって言い出すだろうな

狭い狭いってワーワー言いだすだろうな~

こんな心弾む会話の中で

プランを描く手は

建築のグリッドをきっちりととらえ

壁の直下率を確保している。

できたと思ったプランはパソコンの上では耐震等級3は確保できている

でも、その3を確保するために施工に無理はないかを確認する。

少しでも厳しいと思ったプランは白紙にする。

もう一度一から作り直し、

この作業を何度も繰り返す。

強く美しい家を造りだす産みの苦しみをたっぷりと味わいながら作業は続く。

その苦しさを楽しみに変えていけるのは、

お施主様のさもない暮らしへの愛おしさだと思う。

この暮らしを次の世代につないでいただくために

私たちは強く美しい家を造っていきたいのです。

それが、震災を生き延びてくださった方々へのリスペクトと

犠牲になられた方々への鎮魂となると信じたいから。