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2021.12.1

社長ブログ

日本の木 構造の見学会

 

ウッドショックの影響で国産材も見直されつつありますが、

かといって急に伐採量を増やすことはできません。

それにともない木材価格もかなり上昇していますが、業界

では木材だけではなくあらゆる部材が高騰しています。

その上、設備機器の給湯器やコンロ、ウォシュレットなど

は納期が確定しない状態が続いています。

 

 

当社では今の家づくりを始めてから「日本の木」主

に吉野の木を使った家づくりをしています。

写真は伐採ツアーに行った時のもので切り倒された

ばかりの杉の木です。

伐採時は大量の水分を含んでいるので倒した状態で

しばらく放置されます。

「葉枯らし乾燥」と言われるものです。

乾燥後、玉切りされて市場へと運ばれます。

 

製材後、1年から2年ほど吉野の材木屋さんで天然乾燥して

もらい、その木材を大工さんに刻んでもらいます。

プレカット全盛ですが、この墨付け・手刻みはずっと続け

ています。

天然乾燥してもらっているおかげで、構造材はウッドショック

の影響を受けることなく仕入れることができています。

建ち上がった家です。

天然乾燥なのできれいな色をしていて、いい香りがします。

今週の土曜と日曜に「構造の見学会」をさせてもらいます。

構造と言ってもみるところがないように思われますが、

今ではほとんどの工務店が輸入材や集成材を使っています。

吉野の木とはどんなものか、また墨付け手刻みをした家づくり

も他ではあまりないと思います。

今日は朝から大神神社に一日詣りに行ってきました。

午前6時30分頃です。

灯篭に明かりがともった参道もいいものです。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった木の家づくりをしています。
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