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2021.06.5

社長ブログ

木材を在庫してます。

 

現場でよく使う木材をまとめ買いしました。

胴縁と野縁と言われる野材です。

他にも間柱や根太も欲しかったのですが、

在庫がなかったそうです。

 

「ウッドショック」の影響です。

手に入りにくくなるとどこも考えることは同じで

自社で在庫するようになります。

それでますます市場に出回る木材が少なくなります。

「材木がない」と言ってもどこかには大量の在庫が

あるのかもしれません。

 

だいたい、どんな木材も2割~3割くらい値上がり

しています。

すでに見積もりをしている物件はそのまま施工する

ことになると思います。

業界では物件によっては利益を圧迫されることが

あるかもしれません。

 

日本の木造住宅に占める木材の割合は請負金額の

12%から15%くらいと言われます。

当社はもう少し高いですが、意外と少ないです。

住宅設備のほうが占める割合はずっと高いです。

木材価格の高騰に伴って住宅そのものも価格が上

がる可能性はありますが、この割合での範囲です

から3~4%くらいでしょうか。

少々高くても購入できれば現場は何とか仕上げる

ことができますが、一番困るのは手に入らないこ

とです。

 

在庫した野材を見て社員が「きれいで節がない」

と言ってました。

木材には大まかに節のある1等材、ほとんど節の

ない上小材があります。

節がなければ高くなり、上小材の価格は1等材の

3倍くらいになります。

1等材が足りなくて上小材まで使ってよく使われる

野材を製材しているのではということです。

勝手な勘繰りかもしれませんが、もしそうなら

もったいないですね。