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2020.01.16

社長ブログ

手刻みと電動工具

 

これは昨年の10月に全国で開催した全国古民家再生協会

が主催の大工棟梁検定の様子です。

2時間程度の時間内に指定の仕口を加工してもらい出来栄

えなどを検定するものです。

 

電動工具は使うことができません。

最近では手刻みをする大工さんも少なくなりましたが、仮に

普段手刻みをしていても電動工具は使います。

しばらく使っていなかったハンドドリルを使ってほぞ穴を加

工しているところです。

 

こちらが完成です。

通しほぞ込み栓打ちです。

楔も使っています。

すべて手作業で仕上げました。

電動工具を使えば半分くらいの時間でできると思います。

ちなみにほかの二人の大工さんは時間内に完成できませんでした。

 

こちらもノミを使ってほぞ穴を加工してもらっているところですが、

実際は電動ドリルを併用して、ノミはほぞ穴を仕上げるときに使っ

ています。

また、角のみドリルといってノミとドリルが一体になった電動工具

があります。

これなら1回で済みます。

普通に見かける電動丸鋸にしてもこれがない時代はすべて手ノコを

使って切断していました。

特に縦引きといって木目に沿って引く作業は大変です。

それを思うと昔の大工さんは本当に根気のいる仕事だったことでしょう。

鉋を使って柱を仕上げています。

これも実は、電動の超仕上かんな盤という電動機械があります。

しかし、各現場に持ち歩けるものではありませんから、ほとんど

大工さんが手鉋で仕上げています。

かんなで仕上げると木の表面が光ります。

木の油と相まってそうなるようですが、水もはじきますし塗料も

はじくことがあります。

昔の家は塗装などしませんでしたね。