昨日、現場監督からLINEで送られてきた写真です。

最初は何の写真かわからず、確認したところシロアリ

の被害にあった玄関の框でした。

最初に家に伺ったときはこんな状態でした。

玄関框の表面の単板が剥がれ掛けています。

すぐにシロアリの被害とわかりました。

どこから広がってきたのかが心配でした。

解体し始めたところ框はもうガサガサでしたが、

すっきり取ってみると、

下にある土台はほぼ被害はありません。

土台に開いている穴は通気のために開けたものです。

どうやら、框だけが被害にあっていたようです。

シロアリは天然の木だけではなく、新建材でも食べる

んですね。

新しい框を見てみると

ホワイトウッドの集成材に化粧の単板を貼って造ってあります。

当社はめったに新建材は使わないのですがこのホワイトウッド

は良くないですね。

湿気やシロアリにすごく弱いです。

もちろんシロアリが来ないように対策しておけばいいことですが、

玄関や勝手口のように人が出入りするときに雨の日など水分を持

ち込むことがあるところは要注意です。

木材の野ざらし実験というのが掲載されてました。

4年間野ざらしにした柱上の木片が並んでいます。

桧と杉は変色はしてますが、形は保っています。

ホワイトウッドは崩れてキノコが生えたそうです。

このホワイトウッドは結構住宅に使われています。

構造造材に使っているところもあります。

使ってはいけないというものではないですが、それなりの対策が

必要です。