HOME  >  ブログ  >  ヒートショック | 奈良の木の家工務店、輪和建設

2021.01.15

社長ブログ

ヒートショック

急に寒くなったかと思っていると、今日は車に乗って

いると少し暑いくらいにまでなりました。

明日も暖かそうです。

しかし、また寒気が来るようです。

この時期は体調を崩す人が多いのではないでしょうか。

ある雑誌の記事ですが、一年間の死因別死者数の推計

が掲載されてました。

・自殺

・ヒートショック

・インフルエンザ

・餅などによる窒息死

・新型コロナウイルス

 

これは上から死者数の多い順に並んでいます。

ちなみに自殺は約2万人、新型コロナウイルスは3千人です。

自殺が多いのはなんとなくわかりますが、ヒートショック

は約1万7千人と今も多いです。

 

現代の住宅はかなり断熱性能が良くなっています。

また断熱リフォームもかなりされていると思いますが、

まだまだ、行き届いていない住宅がたくさんあります。

奈良県という地域は特別寒い地域もありますが、皆さん

わりと我慢される傾向があるように思います。

 

今もリフォームの問い合わせと言えばまず断熱、それから

耐震といった感じです。

当社では問い合わせされる方の家の築年数は40年から50年、

さらには100年近い築年数の家まであります。

これくらいの築年数ではまず、窓は単板ガラスまたは木製

建具です。

窓を取り換えるだけでもかなり断熱性能は良くなりますが、

床の冷えは解消されません。

 

先日以前に断熱リフォームさせていただいた家に伺いました。

すでにペアガラスになっていた窓はそのままにしてほかの窓

をアルミ樹脂複合にしたところ、やはりペアガラスだけの窓

に結露を起こしていました。

また内窓を取り付けた窓では外側の既存の窓に結露を起こし

ます。

これが出窓となると結露はさらに激しいです。

内窓は簡単で安価な断熱リフォームですが、外側の窓に結露

を起こすことがあります。(必ずあるかもしれません)

これはリフォームした我が家もそうです。

しかし、断熱という性能だけで見るとアルミ樹脂複合に変える

よりも効果があると感じます。

もちろん内窓もペアガラスです。ガラスが3枚になります。

 

我が家は冬はずっと薪ストーブの世話になっています。

エアコンのようにスイッチ一つで暖かくなるものではない

ですが、エアコンのように風がないので快適です。

また遠赤の効果か温まり方が違います。

しかし、写真のように吹抜けを造っているので2階の寝室まで

はほんのりと温まりますが、北側にある洗面までは行き届き

ません。

 

 

ここが一番ヒートショックを起こしやすいところです。

サッシを取り換え、土壁の家なので外断熱も施工しましたが、

さすがに薪ストーブ1台では全館暖房は無理です。

昨日、電気の赤外線ストーブを購入しました。

 

 

明日と明後日の二日間、構造の見学会をさせていただきます。

エアパスというパッシブソーラーハウスの家です。

吉野の天然乾燥材で造っています。

手刻みの家でもあります。

新築をお考えの方は参考にしてください。