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2020.12.21

社長ブログ

構造見学会 ありがとうございました

先日、構造の見学会をさせてもらいました。

外壁の構造用合板と断熱材、石膏ボード以外は新建材や集成材

は使っていません。

構造材や造作材は吉野の木を使っています。

 

屋根の野地板も杉の板を使っています。

自然の木を使う家づくりを始めたきっかけは

シックハウスでした。

そして次に廃棄されることになっても自然に

負荷の少ないもので家づくりをしようとしました。

それが今の家づくりになっています。

「人と自然に優しい家づくり」です。

 

床板も杉や桧の板を使っていますが、これは今では

どこの工務店でも扱っています。

 

大工さんの技術の継承も必要と考えて今でも新築は

すべて大工さんの手刻みです。

 

先日2050年に温室効果ガス排出を「実質ゼロに」するという

目標が掲げられて、日本自動車工業会の豊田会長が「EV(電

気自動車)が製造や発電の段階でCO2を多く排出することを

理解したうえで政治家の方は『ガソリン車なしに』と言って

いるのか」と発言していました。

これは住宅業界でも同じようなことが言えるのかもしれません。

例えばZEH住宅。

太陽光発電などは確かに各家庭での電力消費を抑えることが

できます。

しかも自然エネルギーを使った発電です。

しかし生産から実際の使用、廃棄に至るまでの総エネルギーや

排出する二酸化炭素を試算すればどうなのでしょうか。

また、現代の家づくりになくてはならないいろんな新建材の類

なども生産時や廃棄時にどれくらいのエネルギーを使うのでし

ょうか。

 

できるならば「地産地消」であるものを自然のまま使うのが一番

省エネで環境にやさしいはずです。

 

施主様へ

見学会に大事な家をお貸ししていただきありがとうございました