2018.01.27
社長ブログ
天然乾燥、国産材、手刻み
木造住宅に使われる木材には「天然乾燥」と「人工(機械)乾燥」
があります。
「天然乾燥」は屋外で自然の状態で乾燥させたり、加工した材料を
屋内で乾燥させる方法で、「人工乾燥」は機械や装置による乾燥室内
での強制的な乾燥です。
今の家は高気密・高断熱になっているので「天然乾燥」では気密性が
損なわれる事があります。
また、工期短縮により「人工乾燥」が主流になっています。
天然乾燥の短所
乾燥に時間がかかる
温度・湿度に伴う寸法の増減が大きく、寸法安定性が低い
長所は、
乾燥にコストがかからない
色艶や香りを損なうことがない
人工乾燥の長所
含水率を設定することができて寸法安定性が高い
短期間で大量に乾燥材を作ることができる
短所は
乾燥のための設備や燃料のコストがかかる
色艶や香りが損なわれる
素材の劣化が見られる
木材の違いとしては国産材、外国産材の違いもあれば
プレカット(機械加工)、手刻み加工といった違いもあります。
どれも完成すれば化粧梁や柱でもなけれほとんどわからなくなる
ところですが、見えないところでこれだけの違いがあります。
明日、1月28日に完成の見学会をさせてもらいます。
この家は天然乾燥材と手刻み加工で造った家です。