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2018.07.31

社長ブログ

「地名」は警告する

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「地名」は警告する という記事が掲載されていました。

大規模な開発に伴って古くからある地名が消されていわゆる

キラキラ地名が生まれています。

しかし、被災地には水害や土砂崩れがの発生を示唆する地名

がいくつも残されているということです。

広島の土石流が起きた地域は「蛇落地」

昔は土砂崩れを「蛇崩れ」「蛇落」といったそうで、今では

音読みがよく似た「上楽地」という字名があります。

現在の地名でも「川」「池」「水」という字がつくところは

水害にあう可能性があるといわれますが、上記のように音読み

で聞こえのいい呼び名に代わっている地域もあります。

「この地名は危ない」と解説する本が何冊も出されたそうですが、

全て起きた後のことですから、こじつけと思われても仕方のない

ことかもしれません。

一方、東京のバス停の名前から地盤の状態を調べると河川や沖積

低地の地質図と一致するというデータもあります。

先般の大雨で雨量の割に被害が少なかったのが高知県です。

ここは今までも水害に合っていたため河川などもよく整備されて

いた上に住民の災害意識が高かったためといわれます。

先般の大雨、今回の今までにない進路をたどる台風と異常な気象が

続きます。

深夜に携帯の緊急警報が何度もなり、「そこまで警戒しなければなら

ないのか」と正直思ってしまいますが、「今まで大丈夫だったから」

という気持ちが災いすることも多々あります。

地名の由来がよくないからといって引っ越すこともできません。

「起きるかもしれない」という準備はどこにいても必要です。