2018.08.22
社長ブログ
軒の出
夏になると直射日光が入るか入らないかで体感温度が
かなり変わります。
ある住宅メーカーのカタログに直射日光が家に入らない
軒の出が図解で掲載されているそうです。
夏至時、太陽高度が角度31度で軒の出が60センチあれば
直射日光は入らないという内容です。
しかし、夏で一番暑い時期は8月の上旬午後2時ころです。
その時の太陽高度は角度40度となり、そうなると軒の出
は1.2mくらい必要になります。
また、日影と日向とでは温度差は13℃あります。
軒の出が小さくなれば家に当たる直射日光は多くなります。
軒の出を小さくすればコストを下げることはできるかもしれ
ませんが、その温度差をエアコンで解消することになります。
暑い夏を少しでも快適に過ごすには風通しも大事です。
立地条件から風通しは期待できないこともあるかもしれません
が、東西・南北の窓の高さを変えることで自然と空気は動きます。
私の家の場合、西の壁に地窓があります。
床から30センチくらいの窓で、視線は気になりません。
夜はここから涼しい風が入ります。
東側の高い位置に窓があるのでそこに抜けるようです。
また、北側の地面と南側の地面とでは温度差が2~3℃あります。
この差でも空気は動きます。
そこへ、風上に植え木でもあれば涼しい空気が流れます。
樹木の表面温度は33℃を超えないので流れる空気の温度は33℃
以下になります。