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2018.10.4

社長ブログ

新築かリフォームか

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完成すると新築なのかリフォームなのかわからなくなる家

があります。

新築工事が徐々に減ってリフォーム工事が増えていますが、

同じリフォームでも改装程度の工事もあれば、「新築そっくり

さん」ではないですが、建て替えに近いようなリフォームも

あります。

写真はリフォーム工事で大工さんの工事が終わったところです。

外部の吹き付けをすれば新築と変わらなくなると思います。

しかも軽量鉄骨の家です。

自然素材を使って仕上げれば構造は関係なく、今はやりの自然

素材の家になります。

古くなって使いづらくなった家、中古物件として購入した家、

どちらもリフォームすべきか建て替えるべきか迷うことがあると

思います。

全面リフォームとなればそれなりの費用が必要になります。

あまり高額になると「あといくら追加すれば建て替えられますか」

となります。

もし同じ予算なら

建て替えの場合、同じ大きさの家は望めません。

解体の費用がかかるので家は小さくなります。

しかし、建て替えの場合、構造は新しくなります。

今の建築基準に応じた家にすることができます。

間取りや外観も一から考えるのでより理想に近い家づくりをする

ことができます。

リフォームの場合は、構造や地盤がしっかりしているのかという

ことが気になります。

これから先何十年と生活するのですから当然です。

このあたりは調査が必要です。

地盤は、現状で大きな不動沈下がなければこれから先沈下が起きる

ことはまずありません。

不同沈下が起きるときはほとんど新築して一年から二年で発生します。

構造材は床下や小屋裏、外壁の状態、内壁の状態などからある程度

推測できます。

意外と壁の中は断熱材が施工されていない方が柱がいい状態を保って

いることがあります。

これは断熱材の施工不良が原因で結露を起こしていることがあるからです。

構造材は種類にもよりますが、集成材の場合極端に湿気に弱い木が使われ

ていることがあります。

構造や基礎さえしっかりしていればリフォームも考える余地はあります。

事前調査でわからなかったことが発生することもありますが、ある程度

は対処できます。

あとはその会社の施工力でしょうか。

多分に職人さんの経験と技量が出来栄えを左右します。

わずかな床や壁、柱の傾きを修整しながら造作していくことが必要になります。