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2019.01.24

社長ブログ

昔の家は寒い?

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現存する日本最古の民家住宅「箱木家」です。

「千年家」とも言われますが、解体した木材を放射性炭素年代測定

で調べると1283~1307年の間に伐採された木が使われていることが

分かっています。

それでも700年です。

移築されていますからもちろん改修されています。

今で言う古民家と比べてみると

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屋根は茅葺から瓦葺に変わっていますが、今の家に比べると開口部

が少ないです。

縁側はありますから掃き出しの窓はありますが、そのほかの面には

明かり取り程度の小さな窓しかありません。

茅葺の屋根は厚さ40センチほどあります。

そこへ土壁もかなり暑く塗られています。

どちらも断熱性に優れています。

そう見るとはるか昔の家は断熱性能はよかったのかもしれません。

いつ頃からか、風通しや採光が重視されるようになり寒い家になって

きたのかもしれません。

「家の造りようは夏を旨とすべし」とも言いますが、「冷えは万病

のもと」とも言います。

「夏涼しくて、冬暖かい家」といううたい文句の家もありますが、

現実にはそこまで達していません。

これからの住宅はいろんな面で性能が重視されるようになると思います。

関西でも北海道並の断熱性のある家を建てれば、生活から出る熱だけで

ほぼ無暖房で生活できるかもしれません。

「そこまで必要か」という意見もありますが、近い将来そんな家もこの

あたりで建つこともあり得ます。

しかし、多少の暑さ、寒さ(ヒートショックを起こさない程度)は我慢

して自然と共生するような家もいいと思います。

人の体にとってはそれくらいの方がいいと思います。

下の写真は昨年リフォームさえてもらった家で、寒さ対策をかなりアドバイスしたのですが、

「寒いのはわりと平気です」と言われたので開口部も昔のままの木製建具を使っています。

また、床暖房も提案させてもらいましたがこれも却下されました。

ところが、昨年の末お伺いしたところエアコンは付いていましたが、

寒いとは感じませんでした。

日当たりがいいせいでしょうか。

土壁の蓄熱性もあるかもしれません。

施主さんも意外と暖かくて満足されていました。