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2019.03.18

社長ブログ

ドイツの断熱材

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今日は、地元にある高断熱のモデルハウスにお邪魔してきました。

日本の家の寿命はアメリカやイギリスに比べて短いといわれます。

実際倍くらいの差があります。

日本という国は、湿度が高く雨が多い、そして南北に長いので気象条件が

地域によってずいぶん違います。

そこへ地震や台風など日本という国は家にとっては過酷な国でもあります。

住宅の寿命が短い原因は、結露ともいわれます。

昔の家は断熱性などはなく、火鉢や囲炉裏による採暖で寒さをしのぎました。

現代では、まだ部屋ごとによる冷暖房が主流です。

部屋によって温度差があればどこかで結露を起こしますから、これも原因で

はあるでしょう。

実際、どの部屋も温度差なく生活できればヒートショックなどは起きません

から人の体にも負担は少なくなります。

家をだっべつするには、性能のいい窓(サッシ)と断熱材が必要です。

断熱材は主に繊維系断熱材と発泡スチロール系断熱材に分けられます。

(9種類くらいあります)

しかし、どの断熱材にもメリット・デメリットがあります。

安価で施工しやすいといっても湿気に弱い、施工が簡単そうで実は肝心なこと

が守られていないといったこともあります。

また、火災時に有毒ガスが発生する断熱材もあるようです。

断熱の施工はその材料のいかんにかかわらずとにかく隙間なく家全体を覆うこと

が大事です。

そして断熱材はそれぞれ性能を表す熱伝導率という数値が明示されています。

数値が小さいほど熱が伝わりにくいのですが、断熱材は熱を遮断するのではなく

伝わりにくくしているだけで種類によっては短時間で室内側に熱が伝わってしま

うものもあります。

また夏場のように直射日光が当たり続けると熱がこもるという現象も起きます。

これが夏の家の2階で経験するあのむっとした感覚です。

(当社ではエアパスというパッシブソーラーの家を扱っていますが、空気を流す

ことで熱がこもらないようにしています。)

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種類の違う断熱材に熱を加えて断熱材の下にある温度計でどれくらい熱が伝わるか

を実証している模型です。

伝導率が小さいに越したことはありませんが、熱が室内側に伝わるまでの時間が

長いほど室内への影響は小さくなります。

今回紹介していただいた断熱材はドイツ製の木材の繊維を原料とした断熱材でした。

確かにいま日本で使われている断熱材と比べてメリットはたくさんありました。

材料が自然素材というのもいかにもドイツ製です。

数年前に当社もお客さんの要望でドイツの木質繊維で造った断熱材を使わせても

らったことがあります。

その時はあまりその商品も普及しなかったようで当時の商社はその材料から手を

引いたようですが、こちらの断熱材はこれから普及するかもしれません。

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こちらは断熱材ではなく、樹脂製のサッシです。

こちらもドイツ製ですが、ドレーキップといってドアのように内側に開くことが

できますが、内側に倒して開くこともできるサッシです。

ガラスはトリプル(3重)でした。

余談ですが、ドイツの家がなぜ長持ちするかというとメンテが楽だからだそうです。

外壁はモルタルなどの左官で仕上げることが多く、職人さんなら誰でもメンテする

ことができます。

日本のようにサイディングが多用されると特定のメーカーにしか対応できませんし、

数年すれば同じ材料はありません。また、サッシの取り換えも室内側からできるよう

で、日本のようにたいそうな足場は必要ないそうです。