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2022.12.9

社長ブログ

薪ストーブを体験してみませんか メリットとデメリット

「薪ストーブ」はあこがれる人もたくさんいると思います。

遠赤外線による暖かさは格別で寒い時でも体の芯から温ま

ります。

そしてエアコンのように空気を動かさないので大変快適です。

またその炎も気持ちを落ち着かせてくれます。

 

いいことばかりのようですがデメリットもあります。

いざ設置しようとしても薪ストーブは高額です。

本体自体は50万円くらいでも設置するとなるとそこに煙突など

の部材が加わり施工費を含めると100万円は超えます。

またどこでも設置できるというわけでもありません。

住宅街などはまず無理です。

煙突からの煙が苦情になります。

着火時以外はそれほど出ることもないのですが、煙が出ると

いうだけで近隣からのクレームの対象になります。

せっかく設置したのに夜間だけとか時間を限って炊いている方

もおられます。

 

周辺環境もよく幸い設置できれば第1難関突破です。

そして薪ストーブを使っていくには

・まず燃料の薪が必要になります。

当社は建築現場で出た廃材(針葉樹の杉や桧)をある程度在庫

していて設置してもらった方に分けていますが、普通は自分で

調達することになります。

(薪ストーブの薪は針葉樹よりも広葉樹がお勧めです)

流木や倒木、剪定した枝などを撒きにしている人もいますが、

薪づくりや運搬も結構体力が要ります。

また場合によってはチェーンソーや巻き割りのヨキなども必要

になります。

 

・薪ストーブも使いっぱなしにはいきません。

メンテナンスも必要です。

主に煙突掃除です。

あまりタールや煤が溜まると煙道内火災を起こすこともあります。

これは施主さんご自身がされているところもありますが、屋根の

上での作業になるので専門の方に依頼された方がいいと思います。

 

・エアコンのようにスイッチ一つで点火はしてくれません。

薪を入れて着火する必要があります。

着火剤を使うという方法もありますが、木くずを使えば

着火できます。

難しく思われますが、炉内に上昇気流が起きるので思った

よりも簡単に火は起こせます。

とにかくよく乾燥した薪を使いましょう。

 

・薪ストーブの周りはどうしても木くずで汚れます。

コードレスの掃除機などがあると便利です。

 

・子供さんのやけどが心配

小さな子供さんは何をするかわかりませんから、柵を設置

するのも一つの方法です。

本能的に近寄らないという人もいますが。

 

・火災が心配という人もいるかもしれませんが、

扉がしっかりと閉じられていれば火が移るということは

ありません。

また重量もあるのでストーブが転倒するということもまず

ありません。

煙道内火災はメンテナンスをしていれば大丈夫ですし、

今はすべて2重煙突になっているので火災に至ることは

ないようです。

 

デメリットを上がればいろいろとありますが、

それ以上にほかの暖房器具にはない良さがたくさんあります。

簡単な料理もできます。

好きな人ならいろんな料理に挑戦できるはずです。

また薪ストーブはリフォームでも設置が可能です。

設置できる場所は限られますが、キッチンの近くにあると

便利です。

リフォームの場合は屋根を貫通することが難しいこともあり

ますが、壁から煙突を直接外に出すこともできます。

 

条件さえ許すならば炎の見えるスローライフを楽しんで

みませんか。

今月12月17日(土)に当社のモデルハウスで薪ストーブ

の体験会をします。

 

薪ストーブにはどんな種類があるのか、

薪ストーブの使い方、

メンテナンスの仕方、

簡単な料理などを知ることができます。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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