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2019.06.26

社長ブログ

解体と再利用

新築工事のために既存の家を解体しています。

天井の下地でわかりにくいですが、小屋が

トラスで組まれています。

小屋の組み方には和小屋と洋小屋があります。

和小屋は水平の針の上に束という柱を立て、その柱に母屋をのせて

屋根を構成していますが、洋小屋は梁の上に束を建てるのではなく

三角形を構成して屋根を造ります。

メリットは大きなスパンを飛ばすことができる点です。

三角形を造ることで部材に曲げの力がかからず、引張と圧縮だけが

かかるので大きな開口を造ることができます。

すごく長い梁(約9m)だったので残してもらうことにしました。

IMG_0792.JPG

あとはこちらの小屋裏の丸太です。屋根をはがしてみないとわかり

ませんが、きれいな状態ならこれも次の新築の家に使わせてもらおう

と考えています。