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2019.07.8

社長ブログ

ある実験

こんな実験がされたそうです。

参加者に新聞を渡して「全体の紙面に写真が何枚あるか?」

を数えさせる実験です。

どれくらいの時間で終わるかストップウォッチで計られます。

数秒で終わる人もいれば、2~3分かかる人もいます。

実は、数える速さに関係があるのではなく、秘密は新聞の第2面

に大きく掲載されたメッセージにあります。

『数えるのをやめなさい。この新聞には43枚の写真があります』

多くの人は見逃すそうです。

数えるのに夢中でその文字に気が付きません。

この実験は、自分の周囲で起こるランダムなチャンスに反応できるか

そうでないかを図ることが目的でした。

ランダムなチャンスに反応できる人は「運がいい人」と言われます。

見逃す人は「不運な人」です。

もう一つ大きく書かれたメッセージがありました。

『数えるのをやめて、この文字を見たと実験者に言えば、あなたは

250ドルもらえます』でした。

「運がいい人」はいつもゆったり構えて可能性をオープンに受け入れて

いて、「不運な人」はピンと張りつめた状態で閉じこもりがちです。

「運がいい人」は時間的な効率で物事を見るのではなく、機会的な効率

で物事を見ているということです。

時間的な効率を意識して努力するよりも機会的な効率を重視した方が

成果は大きくなります。

私はどちらかというと時間的な効率を意識して努力しているようです。

もう一つ、

「大きな勝利の90%はあなた以外の要素で決まる」ことです。

個人の努力よりも外部の機会活用の方が大きな成果を生み出すということ

です。

それは個人ができることというのはいくら努力しても限られています。

いかに協力者などの機会活用をするかで成果は大きく変わります。

話は変わりますが、

DSC_9260.JPG

今日はリフォーム中の現場で「伝統耐震診断」を行いました。

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写真のように2台の感震器を地面と家の梁の上に設置して地面

の微振動に対して家がどのように振動しているかを測定して

耐震性を判断するものです。

パソコンに映し出される波形によって構造も「伝統工法」か

「在来工法」かもある程度判断できるようです。