2019.09.6
社長ブログ
神社仏閣の朱色
高野山の檀上伽藍です。
まだ補修工事の最中でしょうか。
まぶしいような朱色をしています。
鳥居をはじめこのような神社・仏閣はどうして朱色を
しているんでしょう。
この朱色というのは燃える火や沈む太陽そして血の色
を表しているそうで古くから魔除けに使われました。
また、朱色の原材料は水銀=丹で、古くから木材の防腐剤
として使われてきました。
神社の成り立ちを考えると元々は山や海、そこにある岩が
神様のよりどころとされていたので鳥居だけがあるという
こともあります。
ところが「朱色」は神社の色と思われがちですが、もとは
お寺の色なんだそうです。
「神仏習合」といって聖徳太子のころから明治の時代まで
神社とお寺が共存していました。
いまでも中国ではお寺は朱色をしています。
元々はお寺が朱色で寺や仏教にかかわった神社が朱色をして
いるとのこと。
伊勢神宮のように寺や仏教とかかわりのない神社は朱色をして
いません。
調べてみると意外なことがあるものです。