2019.11.14
社長ブログ
生活し始めて
リフォーム工事が終わった私の家ですが、1階のLDKと
玄関ホールはヒノキの板を使っています。
しかも上小といって節がほとんどない床板です。
同じ1階でもトイレや洗面所はヒノキの節ありです。
節があった方が木らしくて良いという人もいますが、桧信仰
というものがあって節ありは考えられないという人もいます。
桧の床板は目が細かく薄い肌色をしていて大変きれいです。
いかにも上等(繊細)な感じがします。
杉に比べるとやや硬くて傷もつきにくいです。
ダイニングでは椅子を使っているので、念のために足の裏には
フェルトを貼りました。
引っ越してすぐは貼っていませんでしたが、傷はついていません。
2階の床はすべて杉の節ありです。
杉の上小(節無し)も使いたかったのですが、あまり細かく使い分
けることができませんでした。
杉の上小も大変きれいです。
最初は赤身と白太が入り混じっていますが、数年で全体にあめ色に
なります。
杉はヒノキに比べて柔らかいです。
簡単にへこみ傷がつきます。
しかし、その分足触りが良くて暖かいです。
吉野の木は死に節(抜け節)が多く節ありを頼むと死に節の部分を丸い
枝を輪切りにして埋木してあります。
その埋木が不自然だという人もいます。
ただ、節があると傷はあまり気にならないです。
桧も杉もへこみ傷はへこんだところに水を数滴落としておくとやや戻り
ます。
スチームアイロンなどはもっと効果があります。
木の繊維が水分を吸って元に戻るからです。
傷を気にしだすとキリがないのであまり気にしないことです。
しかし、生活しだすとやはり普通のフローリングよりも扱いは自然と丁寧
になります。
いろんな床板を使っているのは色々見てもらうためでもあります。
それから予算です。
桧よりも杉の方が安いですし、当然節がないほうが高いです。
それから使う板の厚みにもよります。
1階の根太の上に直接貼るような場合は30mmの板を使います。
2階のように下地の板があるときは15mmでいいです。
杉やヒノキのほかに松もあるのですが、これは東北から取り寄せることに
なります。
一般的には杉の節ありを使う人が一番多いです。