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2019.11.13

社長ブログ

床の間のある和室

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リフォームが終わった私の家ですが、床の間とその和室

はほぼそのままにして残しています。

床の間の壁は書院の障子になっていましたが、耐力壁に

替わってはいます。

このような和室のある家はほとんどすべてと言っていい

くらい2階が載っている角の部分に壁がありません。

簡易な構造計算をしていてもこの部分に壁を造るだけで

耐震の数値、バランスは一気に良くなります。

しかしながら、書院を壊すことはほとんどの人がためら

います。

せっかく造ったものですから、気持ちはわかります。

また床の間としても書院があってこそとも思います。

耐力壁の壁は別として、大規模なリフォームをする人でも

やはり床の間、違い棚、仏間(仏壇があるかないかに関わ

らず)手を付けません。

私も残しておく方に賛成します。

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仏間の下の部分を見ると板の隙間からか何かがはみ出ています。

何かと思えば断熱材でした。

私の家は寒かったので床下から吹き付けの断熱材を施工しても

らいました。

ウレタン系の断熱材です。

施工後、気泡を含んで膨張する性質があります。

それがはみ出てきたようです。

それだけ隙間があったということでもあります。

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最近、健やか畳といってスタイロの断熱材を基材にした畳が増え

ました。

しかし、私の家は藁床の畳にしています。

やはり、柔らかくて温かみがあるように感じます。

畳屋さんが言うには「ダニがわく可能性はありますよ」

天然ものですから当たり前なのですが、今の時代そういったことは

伝えておかないとクレームになるのかもしれません。

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月曜、火曜と二日間、エアパスグループのブロック会で愛知県に

ある工務店さんのところに行ってきました。

そこで見学させてもらった現場です。

リフォームではありません。

新築の家です。

古材をふんだんに使っています。

黒く光った梁は古民家でよく見かけますが、ここまで黒くはありません。

バーナーで焼いた上に塗装を施しているそうです。

まなり複雑に組み上げられています。

施工する大工さんは大変だったことでしょう。

インパクトがあって圧倒されます。

いろんな家づくりがあります。