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2022.02.19

社長ブログ

これからの住宅はどのようになるのか

どんな業界にも流行りや廃れがあります。

住宅の業界も同じです。

建材類や内装材、設備機器まで毎年のように新商品

が開発されてカタログはそのたびに更新されていき

ます。

そしてそのたびに価格が改定されて値上げされます。

 

日本の住宅の平均寿命は30年位とよく言われます。

これは外国の住宅に比べるとずいぶん短いです。

日本人が新し物好きというのも原因かもしれません

が、制度上資産価値がなくなってしまうというのも

原因でしょう。

 

しかし実際に30年おきに家を建て替えていたらほとん

どの人がずっと住宅ローンに追われ続けることになり

ますし、これからの時代そんなスクラップアンドビルド

というわけにはいきません。

永く住まうことが必要になるはずです。

 

今新築しても30年もすればその家はそれなりに古く

なります。

そして30年後にはどんな住宅に人気があるのか、その

頃には住宅はどんな風になっているかなどは実際の

ところ誰にもわからないと思います。

未来予想図というものがあってもほぼその通りにはなり

ません。

しかし、反対に昔の家、例えば30年40年前に建てられた

家でも今見てもそれほど時代遅れではないと感じる家も

あります。

おそらくそんな家ならば30年経っても時代遅れを感じない

のかもしれません。

 

例えば「今流行りの住宅ですよ」と勧められて建てたと

すると、最先端の家であるほどおそらくすぐに時代遅れ

になるのではないかと思います。

各メーカーさんのカタログを見ても10年ほど前ならきれい

な木目の床板が並んでましたがここ数年は節ありのような

自然な木目を印刷した床板が並んでいます。

外装材なんかも同じです。

5年、10年の単位で様変わりしていきます。

 

住宅は簡単に言えば一定の広さの器を組み合わせて造った

ものです。

いろんな造り方がありますが、普遍的な部分もあります。

そこへ飽きの来ない、経年変化の楽しめる材料で家を造れ

ば永く住まうことができるはずです。

それにはやはり構造という部分は大事です。

丈夫で多少のリフォームに耐えられるような造りの家であれば

生活様式の変化にも対応できます。

自分の代だけ暮らせればいいと考えている人でも家は長持ち

するに越したことはありません。

世代ごとに建て替えるより2世代ごとに建て替えるようにした

方が家にかかる費用はずっと抑えることができます。

 

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった木の家づくりをしています。
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