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2021.12.13

社長ブログ

住宅設備は・・・

今年も残すところあと半月となりました。

今年は建築業界にとっては新型コロナの影響はあまり

なかったように感じますが「ウッドショック」はかなり

影響しました。

当社は構造材に関しては天然乾燥してもらっていたの

であまり影響はなかったのですが、そのほかの木材は

しっかりと値上がりしました。

かと思っていると電線やら屋根の板金、石膏ボードまで

次から次へと値上げでした。

今日はめったに使わないべニアの価格を問い合わせた

ところ私の記憶の倍以上の価格になっていて驚きました。

 

住宅産業研究所によると、早いところで今年の4~5月

遅くても7~9月受注分から値上げしていたようで、

坪単価で1万5千円から6万円、平均で3万6千円上がって

いるとのことです。

現時点ではさらに上がっているかもしれません。

 

 

そういえば住宅設備はどうなのかと思っていたら、

今も部品の供給が間に合わず納期遅れが続いてま

すが、やはり価格改定されるようです。

LIXILが来年4月受注分から最大で40%値上げする

と発表しています。

最大で40%ですから商品によって差はあるようで

すが、他のメーカーも条件は同じですからおそらく

右に倣えになるでしょう。

原因は材料の高騰とコンテナ不足となっています。

 

住宅設備に限らずどこのメーカーも海外で部品を

製作しています。

そのほうが安く生産できるからですが、その国で

災害や今回のコロナの影響を受けると生産できな

くなります。

そしてそのあおりをまともに受けます。

しかしある老舗メーカーさんは「すべて国内生産を

しているので新型コロナの影響は受けていません」

とのことでした。

皆さんもご存じの住宅設備のメーカーさんです。

やっぱり国内生産がいいです。他国の影響を受けません。

そんなメーカーさんなら値上げ幅は少ないかもしれま

せん。

 

しかし、住宅設備はわかりやすくていいですね。

ショールームに行って直接商品を見て触って選ぶ

ことができます。

少々高価でも「これが欲しい」となればお客さん

は買ってくれます。

ところで家本体はどうでしょう。

「天然乾燥材で造ってます」

「大工さんが手刻みして造ってます」

と言っても「どこがどう違うの」となります。

設備は取替ができますが、構造は取り換えること

はできません。

もう少し木材や職人さんの技術にも興味を持って

いただくと嬉しいのですが。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった木の家づくりをしています。
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