2024.08.1
家づくりのこと
現場から
8月になりました

設計の小林です。
すっかり夏ですね。毎日暑いですが、皆さま熱中症などお気をつけください。
先日橿原市の新築工事の木部完了検査を行いました。
仕上に入る前に大工工事の手直しがないか確認する作業になります。
ここで指摘して直しておいてもらわないと仕上まで直さないといけなくなるので、このようにしています。
本当に細かいところですが、何点か指摘して後日補修に入ります。
天井のダウンライトの穴あけ等も進んでいました。
今回、羽目板天井の部分は75φの少し小さいものを採用しています。
このダウンライトは昔は120φ程度も物が主流で数年前から100φが主流に、最近では75φが多く出てきておりと徐々に小さくなってきています。
今後取替を思うと、大きいサイズから小さいサイズに変更するとその穴を塞ぐカバーはあるのですが、白色のカバーでは、羽目板天井ではとても目立ってしまうため、
将来の主流を見越して小さいサイズにしています。
照明デザインでは、光の位置を低くする事が主流になりつつあり、天井の照明は存在感が少ない方がいいです。
なんならあまり付けたくないくらいですが、年とともに照度が低いことがストレスになりますし
天井が暗いのも気持ちが沈んでしまう方もいらっしゃいます。
見た目、デザインだけでなく、永く住むことを考えて提案しています。
今回は、ダウンライトを付ければしっかり照度がある。
ダウンライトを消すと、壁付け照明の光とペンダントライトで落ち着いた少し暗めの空間になるよう計画しています。
そしてもうすぐキッチンの天板を施工するのですが
今回は下を木製造作、天板にはセラミック天板を採用いただきました。
セラミック天板はLIXILやナスラックでも取り扱いがありますが、オーダーで1から天板のみ依頼することも可能です。
表面強度が強い素材と言われてはいますが、タイルのようなものなので横からの衝撃等に対しても強度があがるように今回はしっかりとした厚み12㎜のものを施工します。
濃いグレー色で空間が引き締まると思います。
楽しみです。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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