2024.07.28
家づくりのこと
屋根工事

戌亥です。
先日、屋根の修繕工事が終わりました。
野地板という屋根の下地の材料が雨で腐り、瓦が崩れていました。
合板が水を吸ってバラバラになっていました。
合板も雨が入らないようにルーフィング(屋根の防水下地)などをしっかりと施工していればそれなりに持つのですが、昔のルーフィングは経年でひび割れてしまっていました。
大工さんに下地を作り替えてもらったところです。
下地がかなり腐っていたので、ほぼすべて取り替えとなりました。
下地材は見えなくなってしまうところなので、あまり重要視されませんが、見た目などよりもはるかに大切なところだと思います。
見た目をどれだけ新しくきれいにしても下地が傷んでいると長くは持ちません。
瓦屋さんにルーフィングと瓦桟を施工してもらっているところです。
ピンク色の部分がルーフィング材になります。
ピンクのシートの横に走っている材料が瓦桟です。
この桟に瓦を打ちとめていきます。
瓦が葺き終わったところです。
瓦は既存のものを再利用しています。
猛暑日が続く中での施工となりましたが、無事にケガや熱中症なく工事を終えることができました。
台風やゲリラ豪雨など想定を超える大雨のせいか近年、夏の屋根の修繕依頼が増えているような気がします。
古い家はルーフィングがなくて、土が載っていることがほとんどで、長い年月をかけて土が流れ落ちりすると大雨の際に雨漏りします。
晴れているときでは雨漏りしているのか判断ができないので、難しいところではあるのですが、雨天の際に雨漏りかな?と思うことがあったらなるべく早く修理することをおすすめします。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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