2019.12.13
お客様インタビュー
「Stripe design factoryさん」
Stripe design factoryさん
ご自宅のリフォームをさせていただいたご縁で輪和建設の新しい名刺や会社案内のデザインを手掛けていただきました!
輪和建設の家づくりをよりイメージしやすいデザインに。
牛乳パックをリサイクルした手すきの用紙も優しい雰囲気があります。
-Stripe design factoryさんについて教えてください。
フリーでデザイナーをしています。
チラシや名刺などのグラフィックデザインや、お客様の商材のスタイリング、
カタログのページの構成やディレクションをしています。
一時期趣味で写真を撮っていたので、写真撮影と合わせての依頼もありますが、写真に関してはプロのカメラマンと一緒に仕事をするようにしています。
-グラフィックデザイナーのお仕事を始めたきっかけはなんですか?
子供の頃の夢がマンガ家だったり、高校の時は油絵を描いたりしていましたが、デザイナーの仕事としては全く独学なんです。
学校を卒業してから病院の栄養士、土木設計事務所の事務件図面描き、妊娠を機に専業主婦、未経験から経理、病院の受付と全く違う仕事をしてきました。
今の仕事につながるのは、パッチワークのお店をしていた叔母の手伝いでチラシなどを作るようになったことです。叔母がお店を閉めることになったあとも、同業の知り合いからもチラシの作成依頼があったので、自宅で仕事をするようになりました。また新聞広告で見つけた外注のデザインの仕事で関わったお客様から別の仕事の依頼があったりと、つながりで仕事をいただいています。
だいたい3年くらいすると飽きていたんですが、デザイナーの仕事は気づけば15年以上続いています。一つの案件が終わったらまた次の仕事がくるというのがメリハリになっているのかなと思います。
-デザインというと、美術的なセンスがないとできないように思いますが?
デザインはアート作品のように自分の中から湧き出てくるものを表現するのとは違います。
例えば名刺を新しくしたい、という依頼が来たとします。
初めてのお客様だったとしても、なぜ今までのものから変えたいのか、新しくしてどんなことをしたいのか、など色々な会話を重ねていくと、方向性が見えて提案することができます。長いお付き合いのお客様だったとしても打ち合わせなしの依頼だと頭を抱えることもあります。
提案はお客様とのやり取りの中から生まれてくるというところは、多分他のお仕事でも同じだと思います。
-デザインの幅を広げるためにしていることはありますか?
自分のこだわりを持たないように気をつけています。
また今までの経験の中からぴったりのものを思いつくこともあるので、どれだけ引き出しをたくさん持てるかが重要だと思います。
あとはやはり綺麗なものを見て、感覚を身に着ける。これも積み重ねが大事です。
最近では子育てもひと段落したので、自分のために大学で日本画を学んでいます。
家事に仕事が終わってから課題に取り組むのはなかなか大変ですが、何とか卒業したいと思っています。
―デザインの難しいところはなんですか?
デザインはシンプルな方がちょっとしたズレが目立ったりして本当は難しいんですが、出来上がったものをみると仕事をしていないように感じるんです。だからついつい盛りたくなって、手がつけられなくなることがあります。
また、内容が難しいと思っても意外とすぐ出来上がったり、逆に簡単に感じても一週間悩んだりと仕事量が読みづらいです。
-今後はどのようになりたいですか?
忙しい時は土日もなくなるので、もう少し“ゆるり”と仕事がしたいなとは思います。
個人事業主なので、新たな依頼を受けると、レギュラーの仕事ができなくなってしまうのが難しいところです。
でも営業を特にすることなく、WEBサイトもありませんが、ありがたいことに常時仕事をいただいています。一つ一つの仕事に誠実に向き合っていくことで、次につながっていくんだなと実感しています。これからも仕事に優劣をつけることなく、一つ一つ丁寧に作り上げていきたいと思っています。