2023.01.27
家づくりのこと
古民家鑑定

戌亥です。
先日、古民家の鑑定に行ってきました。
古民家の鑑定はときどき同行しているのですが、古民家の多くは床が一部傷んでいたり、漆喰の剥がれなどがあり、修繕が必要となっています。
今回の物件は、どの部屋も床がかなりしっかりしていました。
また、古民家によく見られる差鴨居も成の高い立派なものが使用されていました。
鑑定では主に室内の場合
天井の仕上げとその劣化状況や修繕の要否
壁の仕上げとその劣化状況や修繕の要否
床の仕上げとその劣化状況や修繕の要否
各建具の種類や状態
などを部屋ごとに調査していきます。
部屋ごとの調査のため、普通の現地調査では気づかなった建具のデザインや納まりなどの発見があります。
古民家と一口に言っても縁側の床板の材料や幅、格子のデザイン、大和(現し)天井の見せ方など、大工さんが一棟一棟手作りしているため、細かいところは物件ごとに全然違っていたりします。
古民家と言われる中でも比較的新しいのもあるとは思いますが、建具などもしっかり動いて、大切に住まわれてきたのだと思いました。
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