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2022.01.31

家づくりのこと

化粧材とカンナ掛け

戌亥です。

 

リフォームの工事現場では建具枠の加工が始まりました。

化粧材は主に完成したときに目に見える木材のことです。

 

木材の仕上げ方には種類があります。

 

モルダー仕上げ(プレーナー仕上げ)

主に柱などの構造材の仕上げに使用されます。

表面は平滑になりますが、少し加工機の刃物の跡が残ります。

見えなくなるところに使われたり、塗装を行う場合に使われます。

 

サンダー仕上げ

主に床材や羽目板に使用されます。

モルダー仕上げの材料をサンドペーパーで研磨したものです。

表面はさらさらしています。

塗料なども馴染みやすい仕上げです。

フロア材

羽目板材

(https://yoshinoringyo.jp/kenzaiより引用)

 

 

超仕上げ(超かんな仕上げ)

建具枠や破風・鼻隠しに使用されます。

モルダー仕上げの材料を現場でカンナ掛けするか、製材所で超仕上げ加工をしてもらい現場に入れたりします。

弊社では現場で大工に超仕上げ加工をしてもらうことがほとんどです。

木の表面を薄く削ることで、サンダー仕上げにはない美しいツヤが出ます。

撥水能力も高くなるため、塗装をする材料には向かない仕上げですが、汚れもつきにくいです。

 

現場での超仕上げでは、材料を少し刃を大きく出したかんなで表面のがたつきなどの不陸を取り除き、最後に仕上げ用のかんなで仕上げます。

材料の形状に合わせてかんなを使い分けるため、様々なかんなが現場に置かれています。

 

 

私も使い分けなどは詳しく知らないため、現場に行った際に大工さんに教えてもらったりします。

かんなを掛けていると材料が見違えてくるので、見ていても楽しいです。

 

 

建具枠の加工が終われば、ボードを張って造作家具の施工が始まります。

大工さんの工事も終盤に差し掛かってきました。

大工さんの工事が終われば、クロス・左官・電気などとまた様々な業者さんが現場に入ります。

 

竣工まで事故なく、丁寧に現場を進めていきます。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった木の家づくりをしています。
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